工業会について

ゲージとは

基準の寸法,角度,形状などをもつ測定具の総称。
機械部品など工作物の仕上がりが規定の範囲にあるかどうかを確かめるのに用い、測定のときの標準となる標準ゲージと、工作物が公差の範囲内にあるかどうかを検査する限界ゲージがあります。

もう少し解りやすく説明いたしましょう。

工業製品は決められた寸法通りにつくられていきます。そのときに決められた寸法通りに加工されているか、比較する「寸法の模範」が必要となってきます。

例えば、ある製品に直径30㎜の穴をあけるとします。その穴の直径が本当に30㎜なのかは、30㎜の模範と比較測定することで解るという訳です。この場合の模範が「基準ゲージ」です。穴の基準ゲージはリング状の「リングゲージ」を用います。
もちろん基準ゲージをつくるのも人間です。ある程度の「誤差」は仕方ありません(この誤差を「ゲージ公差」と言います)。直径30㎜のリングゲージのゲージ公差は概ね「±0.001㎜」です。このような厳しい公差でゲージを製造(最終的には「手仕上げ」)するのが、当会の持つ技術です。

次に「限界ゲージ」について説明いたしましょう。

これもある製品に直径30㎜の穴をあける場合を例にとります。
工業製品にあける穴の直径の公差はゲージ公差ほど厳しくはありません。生産ラインで大量生産するわけですから、ラフなもので±0.1㎜、厳しいものでも±0.01㎜あたりです。仮に製品の寸法の誤差を30±0.1㎜まで許すとすると、「最少に許せる寸法が29.9㎜で、最大に許せる寸法が30.1㎜」となります。

穴の直径が29.9㎜と30.1㎜の間であればその製品は合格(良品)であり、外れていれば不合格(不良品)ということになります。では合否をどうやって判定するかが次の課題となります。

穴の直径を何らかの計測器で実寸法を測るのも一つの方法ですが、これでは手間がかかってしまいます。こんな場合に簡易に合否を判定できるのが限界ゲージです。

直径29.9㎜の円筒形の物が穴を通り、直径30.1㎜の円筒形の物が穴を通らなければその穴の寸法が製品公差内であり、製品として合格であることにお気づきでしょうか。このように「通りと止まり」の二つの寸法を持つゲージを「限界ゲージ」といいます。円筒状のゲージは円筒ゲージ(又は栓ゲージ、プラグゲージ)と言います。もちろん限界ゲージの「通り」「止まり」ともゲージ公差は概ね±0.001㎜で製造します。

ページトップ